開店して3年も経ちますと、大切に使っていても
食器の破損が絶えません。
金継ぎでせっせと直していますが、どうしても限界があります。
食器としての任務を全うした愛すべき器たち。
捨ててしまう事が出来ず、何か新しい活路はないものかと考えておりました。
(正祥窯のお茶碗に、大文字草とマメヅタ)
素朴で可憐な山野草を苔玉ならぬ、
苔山に仕立て、似合う器に飾りました。
どこかに欠けがあったりする器たちですが、
植物を飾るなら何ら問題ありません。
(朝陽窯のお茶碗に風知草)
山野草も器も生き生きとしています。
(丹文窯の皿に斑入りのアケビ)
明日辺りから店内でひっそりと販売を始めようと思っています。
本来でしたら、植物の器に使うのは勿体無い器ばかりですが、そういった諸事情をご理解いただける方にお買い上げいただければ幸いです。
是非、お気に入りの子を見付けてみてください。